ニュース・フラッシュ
2016年10月10日
ジャカルタ
山本耕次
インドネシア:政府がボーキサイト輸出許可を検討
2016年10月8日付地元メディアによると、インドネシア政府は現在進行中の政令2014年第1号の修正において、低品位ニッケル鉱石に加えて、ボーキサイト輸出も許可することを検討している。
エネルギー鉱物資源省Teguh Pamujias次官は、現在国内アルミナ工場はPT Aneka TambangとPT Well Harvest Winning Aluminaしか存在しないため、国内工場のキャパシティを超えた場合、ボーキサイトの輸出を許可する可能性があると述べた。また同様に、エネルギー鉱物資源大臣代理Luhut Pandjaitan海事調整大臣は、政府が国内製錬所で処理できないニッケル品位1.8%未満の鉱石輸出を検討しているという。
インドネシア政府は現在、政令2014年第1号の改正作業を進めており、これにより精鉱輸出の許可を5年間延長することを検討している。現在の政令では2017年1月12日以降は精鉱輸出が許可されなくなる。前政権では、2014年1月にニッケル鉱石を含めすべての未処理鉱石の輸出を禁止しており、精鉱の輸出については、2017年1月まで認めていた。それまでの間、鉱業事業者はインドネシア国内に製錬所を建設する必要がある。
