加：加NGO、Mount Polley鉱山の鉱滓ダム決壊事故に関してBC州政府を提訴

2016年10月18日、加の環境NGOであるMiningWatch Canadaは、2014年にBC州Mount Polley鉱山で発生した鉱滓ダム決壊事故に関して、連邦漁業法に対する違反があるとしてBC州政府とMount Polley Mining Corp.社（以下、Mount Polley社）を提訴したことを発表した。

同団体のニュースリリースによれば、提訴内容は、鉱滓ダム決壊後約30か月間にわたり水質と魚の育成環境に対して明らかな影響を与えているにも関わらずBC州政府はMount Polley社に対して罰金等の対応を講じておらず、漁業環境の保全について定める連邦漁業法35条及び36条が侵害されている、というもの。

今後数週間以内に州裁判所によるヒアリングが実施され、その後公判開始日が決定される見通し。

Mount Polley社は、全ての法的要件やガイドラインを満たす改善が完了したとして、2016年6月に鉱山の通常操業を再開する許可をBC州政府より得ていた。