豪：Evolution社、Ernest Henry鉱山の権益取得で産金コストの削減に期待

2016年10月17日、豪州第2位の産金企業であるEvolution Mining社は、2016/17年度の第1四半期の生産実績を発表した。同四半期における金の生産量は205,307oz（6.39t）であり、生産コスト（All-In Sustaining Cost）は1,060A$/ozとなった。これは2016/17年度の目標である900～960A$/ozよりも高い水準となった。

しかし、Evolution社は、2016年8月、Glencoreが保有するErnest Henry銅・金鉱山の権益のうち、30％分を8億8,000万A$で取得し、また生産された金については全量を取得するとの合意をしたところである。同鉱山では低コストでの金の生産が行われることから、2016年11月に権益の取得が完了すれば、Evolution社の金の生産コストも削減されることが見込まれている。