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2016年10月24日 ジャカルタ 山本耕次

インドネシア:Well Harvest社が第2フェーズSGA工場建設を中断

2016年10月17日付地元メディアによると、ボーキサイト鉱山会社PT Well Harvest Winning Alumina Refineryは、資金困難により、アルミナ工場建設を継続できない状態に陥っている。

同社は西カリマンタン州Ketapangにおいて、年産4百万tのスメルターグレードアルミナ(SGA)工場を建設中であり、当初の計画では4つのフェーズに分かれていた。しかしながら、第1フェーズの建設後は、第2フェーズ以降の建設が中断した。

PT Harita Prima Abadi Mineral取締役社長Erry Sofyan氏は、2014年の鉱石輸出禁止の影響により収益が悪化したことで、建設を継続する資金がなくなったと述べた。PT Harita Prima社はPT Well Harvest社の権益のうち、30%を有している。Sofyan氏によれば、2016年6月末以来、おおよそ225,000tのSGAが生産され、2016年末には500,000tになる計画で、2017年以降はフル生産を達成する見込み。生産されるSGAは全量中国に輸出される。

同氏はまた、資金調達のために、工場建設計画を持つ鉱山会社に対して政府がボーキサイトの輸出を認めるというインセンティブを与えるべきであると主張している。

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