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ペルー:Buenaventura社、2016年第3四半期は24.7百万US$の損失
2016年10月28日、Buenaventura社(本社リマ)が、2016年第3四半期決算報告を公表し、売り上げは、銅、亜鉛、鉛の金属価格の回復から前年同期比28%増加し、269百万US$だったものの、Yanacocha金鉱山の減産で、24.7百万US$の損失だったと発表した。前年同期は23.2百万US$の損失だった。今期の金属販売価格は、金が前年同期比20%増の1,334US$/oz、銀が44%増の20.83US$/oz、銅が29%増の4,820US$/t、亜鉛が39%増の2,460US$/t、鉛が22%増の1,950US$/tだった。
Yanacocha金鉱山の減産により、同社の今期の金生産量は、前年同期の366,881oz(約11.4t)に比べ約25%減の277,556oz(約8.6t)だった。また、Cerro Verde鉱山の拡張により、同社の今期の銅生産量は、倍増の31,128tとなった。さらに、El Brocalユニットのランプアップにより、銀生産量は前年同期比7%増の6.1百万oz(約190t)、亜鉛生産量は31%増の13,175t、鉛生産量は8%増の7,087tとなっている。
今期の探鉱支出は、前年同期の5.3百万US$から6.4百万US$と膨らみ、それらの支出の大部分はTambomayoプロジェクト(Arequipa州)とSan Gabrielプロジェクト(Moquegua州)に費消された模様。
2019年にも鉱量枯渇が懸念されているYanacocha金鉱山では、Chaquicocha銅・金硫化物鉱床において、26.7百万US$でボーリング探鉱が今期実施されたという。