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ペルー:Buenaventura社、San Gabrielプロジェクトの準備工事開始
2016年10月31日付け地元紙によると、Buenaventura社(本社リマ)のBenavides社長は、San Gabriel金プロジェクト(Moquegua州)における準備工事の開始を発表した。
同社長によると、本プロジェクト周辺のコミュニティからの土地の買収を完了し、現在利用中の一時的なアクセス道に替わる、正式なアクセス道を建設するほか、資源量の確認を目的とした3,000mのボーリング調査、金属回収率の向上を目的とした冶金試験に着手する。同プロジェクトのEIA承認に関して、2016年12月に予定される住民総会で賛同が得られる期待を同社長は示すともに、鉱山建設の許認可に関しては、2017年6~7月に取得、操業開始は2019年末から2020年初頭となる見通しを示した。同プロジェクトは、年間に金200,000oz(約6.2t)を生産する見込みとなっている。
一方、Tambomayo金・銀プロジェクト(Arequipa州)では、すでに破砕設備、送電線、廃さいダム、アクセス道路など、計画の96%まで終了しており、2016年12月に生産が開始される見通しになっている。同プロジェクトは、年産金量12~15万oz(約3.7~4.7t)及び年産銀金属量2.5~3百万oz(約78~93t)が期待されている。なお、本プロジェクトでは3,000tpdの粗鉱処理を行う環境認可を取得しているが、操業は1,500tpdから開始する予定となっている。
