ペルー：Minsur社、2016年第3四半期は利益回復

2016年11月2日付け地元紙によると、Minsur社（本社）が2016年第3四半期決算報告を公表し、コスト削減と金属価格の回復により、900百万US$の利益を計上したことを明らかにした。

tt

前年同期は25百万US$の損失、売上高は前年同期比16％増の127百万US$だった。今期のキャッシュコストは、San Rafael錫鉱山で前年同期比12％減の7,569US$/tの一方、Pucamarca金鉱山では38％増の331US$/ozだった。また、探鉱支出を前年同期比70％カットの1.7百万US$に絞り込んだ。

tt

平均金属販売価格は、錫が前年同期比23％増の18,629US$/t、金も19％増の1,335US$/ozだった。今期の金属販売量は、錫で前年同期比1％減の4,721t、金で11％減の25,600oz（約796㎏）だった。

tt

今期のSan Rafael鉱山の錫生産量は、前年同期比25％増の5,182t（粗鉱品位錫2.01％）だった。Pucamarca鉱山での金生産量は、粗鉱金品位の低下（0.6g/tから0.43g/tへ）により、前年同期比25％減の24,856oz（約773㎏）だった。

tt

今期の鉱石処理量は、錫鉱石で前年同期比8％増の292,554t、金鉱石で7％減の2百万tだった。