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ニュース・フラッシュ

2016年11月4日 ジャカルタ 山本耕次

インドネシア:Freeport Indonesia社が政府に対し、鉱業事業契約(COW)を順守するよう要望

2016年10月31日付地元メディアによると、PT Freeport Indonesia(PTFI)はインドネシア政府に対し、2017年1月からの精鉱輸出禁止の予定を見直すよう要望を出した。PTFIは、現在同社がインドネシア政府との間で結んでいる鉱業事業契約(COW)において、選鉱済み鉱物の輸出が認められていると主張している。

エネルギー鉱物資源大臣規則2014年第1号において、選鉱処理した鉱物資源の輸出は2017年1月11日まで認められている。また、鉱物及び石炭事業に関する政令2010年第23号及びその修正政令2014年第1号において、COW保持者は国内での精錬義務を課されている。

現在インドネシア政府は上記政令の修正を行っており、修正案において、輸出継続のためにはCOWから特別鉱業許可(IUPK)に変更しなければならないと記されているという。加えて、選鉱済み鉱物輸出を希望するIUPK保持者は、政令修正後から最大5年間の猶予が与えられるとのこと。

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