ニュース・フラッシュ
2016年11月7日
シドニー
矢島太郎
豪:BHP Billiton、森林保護と二酸化炭素排出量抑制のために森林保証に投資
2016年11月2日、地元各紙はBHP Billiton(BHPB)が森林伐採を減らし、二酸化炭素排出量を抑制するために森林保障(forest bond)に1,200万US$の投資を行ったことを報じた。森林保障はロンドン株式市場に上場しているInternational Finance Corporation(IFC)が世界で初めて運用を開始しており、IFCは森林保障の投資者に対して森林が伐採から保護された分の二酸化炭素排出量をクレジットするクーポンを発行する。同保証に対して、既に世界の複数の大企業が参加を表明している。
BHPB持続可能性・気候変動部のFiona Wild副部長は、「資源開発には二酸化炭素の排出がどうしても付きまとうが、BHPBは二酸化炭素排出量を抑制するための技術開発と投資を積極的に行い、最も経済的で効果的な手法を明らかにして、将来の二酸化炭素排出量抑制に関して負わされるであろう義務に対応していく」とコメントしている。
