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英:IWCCの銅需給予測、2016年及び2017年はほぼバランス
国際銅加工業者協議会(International Wrought Copper Council, IWCC)は、2016年11月3日付けで2016年及び2017年における銅需給見通しを発表した。報告書によれば、2016年は12万tの供給不足となり、2017年は不足幅が減少し、6万tの供給不足になると予測した。
鉱山生産量については、2016年は前年比1.4%増の1,920万t、2017年は前年比2.1%増の1,961万t、地金生産量は2016年は前年比2%増の2,238万t、2017年は前年比0.5%減の2,227万tとした。地金消費量については、2016年は前年比2.6%増の2,226万t、2017年は前年比1.7%増の2,277万tとなると予測した。
地域別における銅地金需要は中国では2016年に前年比4.1%増の1,050万t、2017年には前年比2.4%増の1,075万tとし、EU(28か国)においては2016年に前年比0.5%増の315万t、2017年は319万tと増加傾向にあるとしている。
一方、日本、米国においては2016年はそれぞれ0.5%、0.6%と僅かに減少するとしたが、2016年及び2017年の銅市場はほぼバランスすると予測した。