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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2016年11月11日 リマ 迫田昌敏

ペルー:Milpo社、Magistral銅プロジェクト2018年に鉱山建設の見通し

2016年11月9日付け地元紙によると、Milpo社(本社リマ)は、Magistral銅プロジェクト(Ancash州)の鉱山建設は2018年に開始されるとの見通しを明らかにした。

同社のGobitz代表取締役によれば、同社は最終的な政府からのMagistralプロジェクト譲渡契約を今月中に取り交わす見通しとなっている。さらに同代表取締役は、Magistralプロジェクトは既にFSが完了済みの中規模銅プロジェクトであること、政府との譲渡契約の完了後、一定期間内に周辺の土地の購入や鉱山建設を行う必要があることを明らかにした。その上で、2017年は土地の購入や鉱山建設許可の申請等、2018年の鉱山建設に向けた多忙な1年となるとの見通しを示した。Magistralプロジェクトには480百万US$が投資され、1日あたり30,000tの銅及びモリブデンが生産される見通しとなっている。

他方、Michiquillay銅プロジェクト(Cajamarga州)に対しては、引き続き政府によるMilpo社の事業計画の審査が行われており、今後数週間内に承認を得る可能性があるとの考えを示した。また、同社によるMichiquillayプロジェクト実施提案の公表後90日間は、競合他社に対しても同社を上回る提案を行うチャンスが与えられることを明らかにした。さらに同社が2015年に買収の検討を行った清算手続中のDoe Run Peru社のCobriza銅鉱山に関しては、坑道掘り鉱山では恒常的な探鉱活動が必要であるとした上で、探鉱が停止してしまった同鉱山の生産能力は半分以下に落ち込んでいるとし、次回の入札に参加する意図はない旨明らかにした。

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