南ア：2016年9月の鉱山生産量は、対前年比3.4％増加

2016年11月10日付メディア報道によれば、2016年9月における南アの鉱石生産量は、対前年比3.4％増加した。BNPのエコノミストJeffrey Schultz氏によると、対前年比ではPGMが10.5％増、鉄鉱石が11.7％増、石炭が6.8％増となったことが主な牽引であると伝えている。

同氏は、2016年における白金セクターでの賃金交渉が妥結したことでストライキが回避されたため、産業に安定性をもたらすだろうと指摘しているが、米大統領選挙結果下での南ア鉱物政策に関する不安定さは、金を除くコモディティ価格を乱高下させる可能性があり、南アの鉱業セクターは今後も困難が続くと考えられると忠告している。