メキシコ：Zacatecas州政府、自然保護地区での鉱山開発を認めない

2016年11月15日付け業界紙等によると、Zacatecas州政府は、鉱山が環境に与える影響が大きいとして自然保護地区での鉱山開発提案を承認しないことを決定した。

環境天然資源省（SEMARNAT）の関係機関であるメキシコ国家自然保護地区委員会（CONANP）は、同州北部の2.5百万haを半乾燥砂漠生物圏保護地域として自然保護地区指定している。同地区は金及び銀生産地であり、また、加Goldcorp社（本社：バンクーバー）が保有する金鉱山であるPeñasquito多金属鉱山が位置している。同州の決定を受け、鉱山関係者、関係郡長は、投資、雇用への影響を心配しており、2014年にはメキシコ鉱業協会（Camimex）も同様の内容の意見書を提出している。