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- 鉱種:
- 亜鉛 ベースメタル
ペルー:国内亜鉛生産企業の2016年第3四半期業績
このたび報告されたペルー国内の主要な亜鉛生産企業の2016年第3四半期業績は、前年同期比、各社おおむね増益となった。
ブラジルVotorantim Metais社傘下のMilpo社は、金属価格の上昇と、鉛と銀の生産増により、今期利益は52.4百万US$となったことを報告した。今期の売上高は207百万US$で、前年同期の143百万US$に比べ44%増となった。
三井金属鉱業子会社Minera Santa Luisa社は、今期の売上高が25.6百万ソーレスから35.0百万ソーレスに増加したことで、前年同期の549万ソーレスの損失に対し、904万ソーレス(約263万US$)の純利益を計上した。
Sierra Metals社は、売上高が28.4百万ソーレスから40.8百万ソーレスに増加したことで、前年同期の676万ソーレスの損失に対し、137万ソーレス(約40万US$)の利益を計上した。
Bresciaグループの亜鉛生産会社であるMinera Raura社は、前年同期の売上高23.4百万US$から33.2百万US$へ増加したことで、当期純利益は、前年同期の3.93百万US$の損失から、7.06百万US$の黒字となった。
San Ignacio de Morococha(Simsa)社は、今期の売上高が、前年同期の14.6百万ソーレスから47.1百万ソーレスに増加し、前年同期の10.7百万ソーレスの損失から16.0百万ソーレス(約4.7百万US$)の利益を計上した。
Glencoreの亜鉛・鉛ユニットPerubar社は、売上高が4.92百万US$から4.51百万US$に減少したことで、前年同期の228千US$の損失から422千US$の損失に、損失幅が増加した。
2014年1月、高い操業コストのためにSan Genaro鉱山を閉鎖した亜鉛・鉛・銅生産者Castrovirreyna社は、今期の業績を報告しなかった。