メキシコ：金属鉱業分野の2016年1～9月期、外国直接投資額451百万US$

2016年11月24日付け地元紙によると、経済省は、2016年1～9月期の外国直接投資額は前年同期比で16.8百万US$少ない451百万US$となったことを明らかにした。

金属鉱業分野の直接投資額は、2013年に最高レベルの5,265百万US$に達したが、2014年は2,123百万US$へと減少、2015年は金、銀及び銅市況価格の下落の反映により、新規プロジェクト、管理資本及び探鉱における投資の急激な収縮を生みマイナスとなっていた。2016年1～9月期がプラスになった要因は、金、銀市況の改善が関係している。

メキシコにおける外国鉱山企業による継続的な投資は、加Pan American Silver社が保有するDolores金鉱山、La Colorada金・銀鉱山の拡張及び本年3月に商業生産を開始した800百万US$投資案件、加Torex Gold resources社保有のEl Limon-Guaje金鉱山などがある。なお、メキシコにおける同期の総直接投資額は、前年同期の21,585百万US$から19,772百万US$へと下げている。