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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石 アルミニウム/ボーキサイト
2016年11月30日 シドニー 矢島太郎

豪:Rio Tinto、生産性向上により5年間で50億US$の利益を得ることを目標

2016年11月24日、Rio Tintoは生産性向上とコスト削減を行うことにより、今後5年間で新たに50億US$の利益を得ることを目標とすることを発表した。同社は現在所有する500億US$の価値に上る資源プロジェクトの選別を進めていく方針である。資源プロジェクトの売却を行う一方で、同社はWA州Silvergrass鉄鉱石鉱床、QLD州Amrunボーキサイト鉱床、モンゴルのOyu Tolgoi銅鉱床の開発に注力していく。

同社は資源プロジェクト売却の手始めに11月23日に100%権益のスコットランドのLochaberアルミニウム製錬所の売却について4億1,000万US$の金額でAlcan Aluminium UK Ltd社と合意したことを発表している。また、2016~2017年にかけて20億US$のコスト削減を実施する計画である。同社のJean-Sébastien Jacques CEOは、「本長期戦略により、Rio Tintoは資源プロジェクトの整理を行い、ワールドクラスの資源プロジェクトに業務を集中させ、経営状態を強化していく」とコメントしている。

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