ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- 鉄鉱石
豪:Rio Tinto、中国経済の先行きが不透明なため鉄鉱石の増産にブレーキ
2016年11月25日、地元メディアはRio Tintoが中国経済の先行きが不透明なため、鉄鉱石の増産を行わないことを報じた。同社は2017年以降鉄鉱石価格が下がると予想しており、鉄鉱石の年間生産量を抑制し、2017年の年間生産目標を前年と同じ3億3,000~3億4,000万tとすることが適切と判断した。同社は量よりも価値を重視する長期方針を掲げたところであり、従前より目標としていた年間3億6,000万tの鉄鉱石生産を2019年までに達成することは困難となる見込みである。
ntt
今後同社は採掘によって減少した鉄鉱石埋蔵量を補うために、WA州ピルバラ地域の高価値な鉄鉱石鉱床の開発に集中する方針である。先ず低コストで開発可能なブラウンフィールドプロジェクトであるYandicoogina Oxbow鉱床及びWest Angelas F鉱床の開発を進め、さらにオプションとしてグリーンフィールドプロジェクトであるKoodaideri鉱床の開発を検討する。また、同社は無人列車AutoHaulの開発を2017年に急ピッチで行い、2018年末までに完全実用化する計画である。