ニュース・フラッシュ
2016年11月30日
ジャカルタ
山本耕次
インドネシア:政府が鉱石輸出延長議論のための特別チームを結成
2016年11月28日付地元メディアによると、インドネシア政府は鉱石輸出延長に関するより詳細な問題点を議論するため、小規模な省庁横断チームを結成したと報道した。このチームは、ごく短期間のうちに、鉱石輸出禁止に関する対応を行う。
チームの一員である工業省金属機器電信電気総局長Suryawirawan氏によると、同チームは工業省のほかに、エネルギー鉱物資源省、財務省、経済調整庁及び国営企業省から構成されているとのこと。Suryawirawan氏によれば、チームの目的はどの鉱種の輸出継続が最大の利益を同国にもたらすかを評価することにある、という。同氏は、政府内においても高付加価値化は充分達成し予定通り輸出禁止するべきであると考えている者もいれば、中小製錬所の建設は未完了であると主張する者もいるため、各省からデータを持ち寄り、すり合わせる予定。
またSuryawirawan氏は、当チームの作業が12月4日の週から開始され、翌週には終了する見込みで、その後、政令2014年第1号の改正が行われると述べた。
