ペルー：エネルギー鉱山省、中国企業と鉱業プロジェクト推進協定締結

2016年11月20日、エネルギー鉱山省は、Río Blanco銅プロジェクト、Pampa de Pongo鉄鉱石プロジェクト、Toromocho銅鉱山拡張、およびエネルギー部門のいくつかのプロジェクトについて、プロジェクト推進協定を締結したと発表した。

ペルー政府と中国の国家発展委員会は、同日、APEC経済協力の枠組みのなかで、鉱業・エネルギープロジェクトに関し、推進協定とMOUを締結した。鉱業部門においては、ペルー・中国経済協力における戦略的対話メカニズム第2回会合のなかで、Tamayoエネルギー鉱山大臣とXiamen Zijin Tongguan社が、Río Blanco銅プロジェクトの推進協定を締結した。この文書の中で、同プロジェクトが、投資総額2,500百万US$超、マインライフ20年、年産銅20万t、モリブデン3,000tを生産し、建設期間中に5,000人の直接雇用、操業期間に1,200人の直接雇用と7,000人の間接雇用を生み、地元Piura州の開発に大きく貢献すると謳っている。

投資総額1,500百万US$超のPampa de Pongo鉄鉱石プロジェクト（Arequipa州）についても、同様な協定が、同大臣とZhongrong Xindaグループの間で締結された。同プロジェクトは毎年1百万tの表土を除去しながら年間10百万tの鉄鉱石生産が計画されている。さらに、Chinalco社とは、Toromocho銅鉱山（Junín州）について、1,300百万US$の投資により、170,000tpdまで粗鉱処理能力を高める拡張プロジェクトをめぐって、同様な協定が締結された。