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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2016年12月2日 リマ 迫田昌敏

ペルー:Marcona鉄鉱石鉱山拡張第1フェーズ操業に向け、準備作業開始

2016年11月21日付け地元紙によると、Shougang Hierro Peru社(本社リマ)は、Marcona鉄鉱石鉱山(Ica州)拡張プロジェクト第1フェーズ操業に向け、準備作業を開始していることを明らかにした。

同社のVera代表取締役によれば、現在、鉱石の搬入試験を実施しており、本試験には1ヶ月を要することから、操業は2016年末となる見通しとなっている。本プロジェクトには合計1,300百万US$が投資され、拡張第1フェーズ完了後、同社の2017年の鉄鉱石生産量は11百万tとなる見通しである。さらに同代表取締役は、ペレットの生産プラントが導入される拡張プロジェクト第2フェーズの操業は2019年第1四半期となる見通しを示した。

また、同社は、Jinzhao Mining Peru社(筆者注:Arequipa州でPanpa de Pongo鉄鉱石プロジェクトを進めている)との間でMarcona港(Ica州)の共同利用について協議しているとともに、同港の利用に関心を示しているMarcobre社(筆者注:ペルーMinsur社の子会社で、Ica州でMarcobre(別名Mina Justa)銅・金・銀プロジェクトを進めている)とも協議を重ねている旨明らかにした。

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