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ニュース・フラッシュ

2016年12月2日 リマ 迫田昌敏

ペルー:政府、新鉱業法を準備

2016年11月25日付け地元紙によると、Zavala首相は地元紙のインタビューにおいて、鉱業及び石油・天然ガス開発の促進を目的としたいくつかの新政策を準備中であることを、以下のとおり明らかにした。

まず、鉱業プロジェクト地域における前倒しの社会・公共投資実施の制度を策定中であることに触れ、探鉱・建設・開発段階を踏む鉱業活動に先立って、当該地域における社会・公共投資を行うことは良い効果をもたらすとの考えを示した。次に、プロジェクトをモニタリングし、社会争議の防止活動を実施するチームを結成する計画を明らかにした。続いて、鉱業や石油・天然ガス開発の実施に必要な許認可手続きが、10年前と比較しておよそ5倍の250種類にものぼっていることに触れ、これらのうち多くの手続きを廃止しなければならないとの方針を示した。

さらに、ロイヤルティ制度は現在の時勢に見合った内容に改正すべきだとの考えを示したほか、鉱業・石油天然ガス開発における諸手続き、権利、活動に係る有効期間・期限についても、競争性の向上を念頭に改正すべきだと指摘した。その上で、新たな総鉱業法及び炭化水素法を公布する方針を明らかにした。

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