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ペルー:Pampa de Pongo鉄鉱石プロジェクト、再開
2016年12月7日付け地元紙によると、Zhongrong Xinda集団有限公司(本社中国青島)グループの現地子会社Jinzhao Mining Peru S.A.が、Pampa de Pongo鉄鉱石プロジェクト(Arequipa州)の未探鉱エリアにおいてボーリング調査を実施するため、エネルギー鉱山省にEIS(Environmental Impact Statement)を提出した。ボーリング調査は、Pampa de Pongo 4と呼ばれるエリアにおいて、計20孔が計画されている。
本プロジェクトは、以前の運営者であるNanjinzhao Group社(本社中国)が財政難に陥り、2015年2月から2016年8月にかけて中断されたあと、Nanjinzhao Group社はZhongrong Xinda集団有限公司グループに買収された。
2016年11月15日付け地元紙によると、同グループは本プロジェクトに2,500百万US$超を投資すると発表したが、最近のYamila Osorioアレキパ州知事との会談では、3,000百万US$投資すると述べた模様(内訳は、年産鉄鉱石10百万tの坑内掘り鉱山の建設に1,500百万US$、鉄鉱石処理プラントや銅製精錬所を含む工業団地の建設に1,500百万US$)。採掘は坑内掘りに修正された模様である(Nanjinzhao社の計画では、300~350mの厚さの砂丘下にある鉱床を露天掘りによって年産15百万tの鉄鉱石を採掘するとされていたが、土木的・経済的困難性が指摘されていた)。同グループは、鉱山建設は2018年に始まり、採掘は2020~2021年に始まるだろうと述べた。
