ドミニカ共和国：鉱山・採石業、高い成長率を記録するも近年は鈍化

2016年12月8日付け地元紙等によると、ドミニカ共和国の鉱山・採石業の経済性、生産性分野の成長が著しく向上しており、国内総生産（GDP）引き上げに貢献している。

同国政府機関統計（Producto Bruto Interno del Sector Industrial）によると、2010年7月～2016年7月の間の産業分野の付加価値額成長率は49.31％であったのに対し、鉱業・採石業の成長率は産業分野の約6倍となる285.18％となった。同国政府関係者によると、2010年7月～2013年7月の同成長率が34.84％、98.38％、38.64％であったのに対し、国際金属価格が影響し2014年7月～2016年7月の同成長率は▲28％、4.16％と低調な結果となっている旨説明している。これは、国際金属価格の影響に加え、Pueblo Viejo多金属プロジェクト生産・輸出調整、Falcondo社のフェロニッケル販売業務停止措置も影響していると考えられる。