ドミニカ共和国：EITIの取組促進のため、全国第三者委員会を設置

2016年12月5日付け地元紙によると、ドミニカ共和国大統領は、採取産業透明性イニシアティブ（Extractive Industries Transparency Initiative：EITI）の取組を推進するため、全国第三者委員会を大統領令に基づき設置することを明らかにした。エネルギー鉱山大臣（MEM）は、同委員会の設置により同分野の透明性を確保することを約束する。EITIの目的は国及び企業間の契約、鉱物採掘・抽出産業の資金の流れの透明性を高めることにある旨述べている。

同委員会は、ドミニカ共和国がEITI遵守国に認定されるための行動計画のフォーローアップを行うものであり、2017年下半期の創設が見込まれている。同委員会は、12名のメンバー、4名の政府代表（エネルギー鉱山省、大統領府、財務省及び経済企画開発省）、4名の同産業界代表及び4名のNGO組織代表で構成され、同大統領令によりEITIを管理するエネルギー鉱山大臣に権限が移譲される。さらに、関係政令248‐16は、MEMの国際関係局によって実行される同委員会の運用、管理を行う事務局の制定を規定したものである。