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- 銅 ベースメタル
ロシア:Udokan銅鉱床開発、第一フェーズ投資額が76%上昇
2016年11月29日付の現地報道等によると、ロシア最大で世界第3位の規模をもつUdokan銅鉱床(銅鉱石埋蔵量14億t)開発の第一フェーズへの投資額は、2,380億ルーブル(37億US$)となる。Baikal Mining Company(BMC、Metalloinvest社の株主が所有)は、この投資資金を活用し、鉱床への道路、送電線、採鉱選鉱コンビナート(鉱石年産1,200万t)を建設する。
これまでは、Metalloinvest社の筆頭株主であるアリシェル・ウスマノフ氏がプーチン大統領に宛てた書簡(2015年6月)に基づき、Udokan鉱床のインフラ及び第一フェーズ建設への投資額は21億US$であり、プロジェクト総費用の見積額は50億US$であると報じられていた。すなわち、第一フェーズへの投資額は、当初予定額に対して76%上昇することとなる。
BMC社によると、第一フェーズの投資額2,380億ルーブルには、21億US$(現行レートで1,360億ルーブル)の投資のほか、追加発生費用(内容は明らかにされていない)が加えられており、インフレ率と為替レートの予測が反映されているとしている。プロジェクト総費用の見積額がどのように変わったかについては、BMC社は明らかにしていない。
