ロシア：Polymetal社、Saum鉱床の権益80％を取得

2016年12月5日付の現地報道等によると、Polymetal Int社（JSC Polymetal社の資産を統合）は、Saum多金属鉱床（スヴェルドロフスク州）を所有するSaum Mining Companyの株式80％を約1,070万US$で取得した。

Polymetal社は、2017年第4四半期に鉱石埋蔵量評価を作成し、鉱区における追加ボーリングを2017年と2018年に予定している。JORC規定（2012年版）によるSaum鉱床の2016年年初時点における鉱物資源量は、金6万4,000oz（2t）、銀120万oz（37.3t）で、このほか同鉱床の鉱石には銅（1.9％）及び亜鉛（1.2％）が含まれ、金換算で計20万8,000ozとなる。

Saumライセンス鉱区の面積は34.2㎢で、スヴェルドロフスク州イヴデリ市（人口約1万6,000人）の北西60㎞、Voro金抽出プラント（Polymetal社所有）から約240㎞に位置する。

Polymetal社のヴィタリー・ネシスCEOは、「Saum鉱床により、Voroプラント浮選部門拡張向けの資源を増加させる。高品位で鉱体は浅く、インフラも整っているため、大がかりな設備投資が不要で、中期的に低コストでの生産が可能となる」と述べた。