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ニュース・フラッシュ

2016年12月16日 リマ 迫田昌敏

ペルー:SENACE、2017年に新規EIA導入の見通し

2016年12月16日付け地元紙によると、環境影響評価(EIA)の審査業務の開始後まもなく1年を迎える持続的投資環境認証サービス局(SENACE)のWieland長官は、現在までの業務状況や今後の方針を明らかにした。

同長官によると、SENACEは、2016年、規定の期間(7か月間)内に4件のEIAを審査・承認し、現在、9件のEIAを審査中であるほか、EIAの簡易修正書である技術根拠報告書(ITS)82件の57%が承認済、13%が審査中、30%が却下されたことを明らかにした。また、現在、EIAの完全デジタル化やボリューム(ページ数)の削減に取り組んでおり、2017年には、新たな内容やTOR(Terms of Reference)、構成やチェックリスト等から成る新規EIAを導入する見通しで、これに先立ち、数週間以内に新規EIAに関するガイドラインを公表することを明らかにした。

その他、2017年における活動計画として合計32件のEIA及びEIA修正書の承認のほか、農業、住宅・建設セクターにおけるEIAの審査を開始する見通しを明らかにした。さらに、技術根拠報告書(ITS)については改善すべき点があるとし、既に環境省に対して、改善を目的とした提案を行った旨明らかにした。

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