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- 鉱種:
- 金 ベースメタル
メキシコ:2016年第3四半期、高い金品位を記録した鉱山
2016年12月12日付け業界紙は、メキシコで最も高い金品位を記録した鉱山を発表した。なお、加Agnico Eagle Mines社及びMinera Frisco社は、未公表のため含まれていない。
同品位は本年1~9月期のみで数値である。加Premier Gold Mines社は、同鉱山を加Yamana Gold社から買収した。なお、本年第3四半期のキャッシュコスト(Cash Cost)は687US$/ozである。
加Primero Mining社がメキシコで唯一操業する鉱山で、今期は前年同期比の4.75g/tから3.69g/tに低下した。作業一時停止により高品位鉱石鉱物へのアクセス工事が遅延したことが影響している。そのため今期のキャッシュコストは、507US$/ozから865US$/ozへと上昇している。
本年3月に商業生産を開始した鉱山で、本年第2四半期の3.15g/tとほぼ同じ品位を維持しており、今期のキャッシュコストは517US$/ozである。
今期の金品位は、前年同期の1.85g/tから上昇、なお、埋蔵量の平均金品位は1.86g/tである。
前年同期の2.25g/tから1.86g/tに低下した。今期のキャッシュコストは623US$/ozとメキシコ金生産コストでは低い鉱山に位置する。
前年同期の2.30g/tから1.40g/tに低下した。そのため、キャッシュコストは454US$/ozから598US$/ozへと上昇した。
2017年は、La Yaqui鉱体の開発によりキャシュコストが低下する見込みである。今期のキャッシュコストは生産コストの高い鉱山の一つとして数えられ、888US$/ozである。
なお、加Argonaut Gold社が保有するEl Castillo鉱山及びLa Colorada鉱山は、今期最低金品位を各々同0.33g/t及び0.52g/tと報告している。