ニュース・フラッシュ
2016年12月23日
リマ
迫田昌敏
ペルー:Toquepala鉱山拡張プロジェクトは進捗率45%
2016年11月25日付け地元紙によると、Southern Copper社(本社米国)のToquepala鉱山(Tacna州)拡張プロジェクトは、2015年11月の開始以降現在まで、必要投資額1,250百万US$のうち750百万US$の投資を完了し、45%の進捗率となっている旨明らかにした。
同社のEduardo Forcada Warrenプロジェクト投資部長は、機器の購入のためにすでに予算の半分以上を消費したが、設置スペースの無い場所での特殊な設営作業が残っていると述べた。また、現在の選鉱プラントで使用されている用水の量は520ℓ/sであるが、新しいプラントでは、廃水からのリサイクル水を併用することで、現在の採水量を全く増やすことなく、生産量が倍増できるとし、新規選鉱プラント導入に伴う水利用量の増加申請は行わないことを明らかにした。
さらに、プロジェクト影響下地域の住民とは良好な関係を保っており、新規プラント導入により、工事期間中の直接雇用が2,500人、操業期間における直接雇用が300人以上、間接雇用を含めると4,800人の雇用が創出されると説明した。本プラントの操業開始は2018年第2四半期となる見通しである。