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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2016年12月23日 リマ 迫田昌敏

ペルー:Newmont社、Yanacocha鉱山マインライフ延長につき楽観視

2016年12月19日付け地元紙によると、Newmont Mining社(本社米国デンバー)CEOのGoldberg氏は、51.35%の権益を保有するYanacocha鉱山(Cajamarca州)について、現在探鉱中のQuecher Main酸化鉱鉱床や別の硫化鉱鉱床開発プロジェクトによる2025年までのマインライフ延長に関し、楽観的な見通しを持っていると述べた。また同氏は、先週Kuczynski大統領と面談できたことに満足しているとし、面談を通じて今後のペルーへの投資継続について、より前向きな気持ちになったとコメントした。

2016年7月の同氏の発言では、Quecher Main鉱床の開発に関しては2017年に決定を行うこと、また、同時期にYanacocha鉱山内の別の金銅硫化鉱鉱床における探鉱活動に向けたプレFSを開始したこと、これらの鉱床については、2022年以降生産に入る可能性があるが、開発を行うには投資回収率が少なくとも15%を超える必要がある等述べていた。

一方、現在、同社は、JVパートナーのBuenaventura社(本社リマ、権益43.65%)と、同鉱山の閉山計画書を更新中であり、これに伴い2016年第4四半期に、資産除去債務を、当初計画の400百万US$から500百万US$に増加させることにしている(12月20日掲載「ペルー:Yanacocha鉱山の閉山計画」参照)。

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