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ボリビア:2016年第3四半期の鉱業ロイヤルティ収入、前年同期比1.5%減
2016年12月30日付け地元紙は、ボリビア鉱業冶金省のレポートを引用するかたちで、2016年第3四半期の同国の鉱業ロイヤルティ収入が、前年同期の97.3百万US$から1.5%減の95.9百万US$になったと報じた。
最大の収入源であるPotosí県でも、前年同期の62.4百万US$から1.9%減の61.2百万US$(全体の64%)になった。一方、La Paz県は、金価格の上昇により、前年同期の13.6百万US$から26%増の17.1百万US$となった。その他の県は以下のとおり。
Oruro県は前年同期の11.9百万US$から30%減の8.3百万US$。
Beni県は前年同期の3.1百万US$から40%増の4.3百万US$。
Santa Cruz県は前年同期の4.7百万US$から38%減の2.9百万US$。
Cochabamba県は前年同期の1.4百万US$から14%減の1.2百万US$など。
Potosí県とOruro県のロイヤルティ減収の原因について、同レポートでは、2016年1~9月の亜鉛生産量が、前年同期の323千tから363千tに増加したにもかかわらず、2016年第3四半期の亜鉛の平均国際価格が、前年同期の0.94US$/lbから、0.87US$/lbに下落したためだとしている。同レポートは、鉱種別のロイヤルティ収入について、第1位に33.4%の銀、続いて30%の亜鉛、19%の金、7.5%の錫、6.1%の鉛としている。
ロイヤルティ収入は、国85%と地方自治体15%に分配され、特にOruro県、Potosí県、La Paz県では重要な収入源となっている。ロイヤルティは、主に民間事業者から徴収されており、全体の77.6%を占め、そのほか協同組合15.0%、国7.4%が支払っている。
