豪：鉄鉱石、石炭等の価格上昇で貿易・サービス収支は約3年ぶりに黒字

2017年1月6日、豪州統計局（ABS）は2016年11月の貿易・サービス収支を発表。輸出額は300.83億A$、輸入額は288.40億A$となった。輸出額は前月比8.4％の増加、輸入額は同0.1％減でほぼ横ばいであった。同収支は12.43億A$の黒字となり、前月の11.19億A$の赤字から黒字に転じた。貿易・サービス収支が黒字になるのは2014年3月以来、約3年ぶりである。これは鉄鉱石や石炭などの価格の上昇が寄与している（以上、いずれも季節調整値）。
2016年11月の鉄鉱石の輸出額は50.33億A$であり前月比で12％増、前年同月比では35％増となった。石炭の輸出額は41.28億A$であり前月比で26％増、前年同月比では43％増となった。天然ガスの輸出額は19.03億A$であり、前月比で10％増、前年同月比では29％増であった（以上、いずれも原数値）。