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ニュース・フラッシュ

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2017年1月13日 リマ 迫田昌敏

ペルー:Tahoe Resources社、探査状況を報告

2017年1月9日、Tahoe Resources社(本社カナダ)が2016年の探査状況を報告し、その中で、ペルー国内で操業するLa Arena鉱山(La Libertad州)とShahuindo金鉱山(Cajamarca州)について、2016年の探査結果と2017年の探査計画の概要を明らかにした。
同社プレスリリースによると、2016年の同社の探鉱費はカナダやグアテマラも含め、28百万US$であった。2017年の探鉱費は、目標として35~45百万US$を見込んでおり、ペルーに関してはそのうち50%が使われるとしている。2016年のペルーでの探鉱成果として、Shahuindo鉱山において確認された既存ピット近くの砂岩中の酸化鉱の鉱化作用をあげ、将来的にピット規模の拡張が期待できると同社は述べている。
2017年は引き続きShahuindo鉱山のピット周辺のボーリング探鉱を続けるほか、ポーフィリー銅硫化鉱の鉱化作用も期待されるLa Arena金鉱山においては、2017年第1四半期に終わる予察レベルの調査結果次第では、同年中にFSを開始する可能性を示唆した。なお、La Arena金鉱山から2㎞の位置にあり、地質学的背景の類似性を持ったEl Alizarターゲットにおいて2016年に実施されていた25孔延べ5,889mのボーリング調査結果はポジティブではなく、2017年のボーリング探鉱は計画されていない。

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