ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- プラチナ 銅 銀 パラジウム コバルト ニッケル
ロシア:Amur Minerals社、Kun-Manie鉱床の埋蔵量拡大を予定
2016年12月12日付の地元報道等によると、Amur Minerals Corporation(登記地:英領ヴァージン諸島)は、アムール川流域のKun-Manie鉱床の埋蔵量をニッケル86万t(2.8倍)、銅26万t(3倍)に拡大することを見込む。これは、Kun-Manie社(Amur Minerals社傘下)の地質調査実施により2016年12月までに得られたデータに基づき更に精査される予定である。地質調査の完了と埋蔵量の認定は2018年を予定している。地質調査終了時点で、まず道路の設計に着手する。投資家候補の一つに中国Hannun社が挙げられている。
潜在的鉱床における18エリアの評価が行われ、確認された4つの大規模鉱体のうち3つで探鉱が行われた。現時点のライセンスエリアにおける算定・承認済みの埋蔵量はニッケルが30万6,000t、銅が約8万6,000t、プラチナ及び白金族金属が約15t、金が3tである。JORC規定による鉱床資源量は鉱石6,700万tで、平均品位はニッケル0.59%(36万6,000t)、銅0.18%(9万9,000t)である。鉱石年産量は600万tに達する可能性がある。
Kun-Manie鉱床エリアは、アムール州ゼーヤ地区とハバロフスク地方トゥグロ・チュミカン地区の境界に位置する。2015年5月、Kun-Manie社は、連邦的意義を有する地下資源鉱区のニッケル・銅・コバルト・硫黄・プラチナ・パラジウム・金・銀の探鉱・採掘目的の利用権を取得した。鉱区(36㎢)のライセンス有効期間は2034年までである。