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ペルー:2016年の鉱区請願数は前年比8.5%減
2017年1月18日付け地元紙によると、2016年に出願された鉱区請願数は、INGEMMET分と州政府分を合わせて5,306件2,177,327haで、前年の5,796件2,525,739haに比べ、件数で8.5%減、面積で13.8%減となった。
2011年に記録した9,942件5,413,128haからほぼ半減しており、金属価格の低迷に因る探鉱投資気運の減退のほか、行政による過度の規制を指摘する声もある。また、2016年中に付与された鉱業権は1,446件で、前年の2,485件に比べて40%を超える減少となった。これは、2015年10月~2016年3月の間が、森林と野生生物に関する法律の規制に伴う関係機関(SERNAP, OEFA, OSINFOR)との調整期間となったこと、および2016年5~9月の間、鉱区座標をWGS84-UTM座標システムに変更し、鉱業権付与を停止したことが原因と説明されている。
鉱区請願面積の州別では、トップがÁncash州の576件257,535ha、これにArequipa州の477件211,940ha、La Libertad州の567件209,686ha、Puno州の433件164,537ha、Apurímac州の280件140,717haなどと続く。鉱区請願件数の会社別では、トップがFresnillo社(本社メキシコ、銀金生産が主力)の現地子会社Fresnillo Perú S.A.C.の170件106,218ha、第2位がHudbay Minerals社(本社カナダ)の現地子会社Hudbay Perú S.A.C.の87件66,589ha(2015年は33件19,040haだった)、第3位が地場鉱業ファミリーGubbinsのCompañía Minera Pomatarea S.R.L.の79件29,890ha。昨年の第3位Newmont Peru S.R.L.(132件100,858ha)は、68件53,500haで第6位であった。
2016年に付与された鉱業権件数の会社別では、トップが鉱区請願件数トップと同じFresnillo Perú S.A.C.の81件48,937ha、第2位がBHP Billiton World Exploration-Sucursal del Perú社の70件57,100ha、第3位がMinera Barrick Misquichilca S.A.の38件27,600haだった。
