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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2017年1月20日 リマ 迫田昌敏

コロンビア:Continental Gold社、Buriticá金プロジェクトの建設資金調達

2017年1月10日、Continental Gold社(本社トロント)は、Buriticá金プロジェクト(Antioquia県)の建設資金を調達する目途をつけ、コロンビア最大規模となる金鉱山建設に着手すると発表した。調達融資額は250百万US$で、Red Kite Mine Finance社の仲介のもと、Norton Rose Fulbright社(コロンビア・カナダ)が融資する。Continental Gold社とRed Kite Mine Finance社の融資契約によると、契約期間は7年2か月、第1フェーズとして前払い金25百万US$プラス75百万US$、第2フェーズとして100百万US$、さらにこの段階でプロジェクト建設の65%が完了し、Continental Gold社が建設完了までの十分な資金を持っていた場合に、第3フェーズとして50百万US$が支払われる。
SNL社データによると、2016年2月時点の同プロジェクトの鉱物資源量は28.49百万t、金品位9.9g/t(金量約282t)、銀品位31.3g/t(銀金属量約892t)。2016年3月29日付け同社FSによると、坑内掘り、初期投資コスト389.2百万US$、維持コスト272.5百万US$、操業コスト年間99.0百万US$、閉山コスト17.5百万US$、建設期間3年、マインライフ13年、粗鉱品位金8.5g/t、銀24.2g/tで、当初2,100tpdで操業開始し、操業3年目までに3,000tpdまで段階的にランプアップ、年産金量284千oz(約8.8t)、年産銀金属量503千oz(約15.6t)の見込み。
また同社によると、同鉱床は、金3.7百万oz(約115t)と銀10.7百万oz(約333t)の鉱物資源量をもつYaragua系とVeta Sur系の2鉱脈からなり、さらに地表にはBishop、Pinguro、Pinguro North、Guarco-Pajaritoと呼ばれる4つの鉱化帯が確認されているという。

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