閉じる

ニュース・フラッシュ

2017年1月23日 モスクワ 黒須利彦

カザフスタン:ウラン10%減産へ

2017年1月11日付の地元報道等によると、国営原子力会社Kazatompromは、現在のウラン市場の飽和状態に鑑み、カザフスタンにおける2017年のウラン予定生産量を約10%削減すると発表した。2017年生産目標から2,000t以上の減産となり、これは世界のウラン総生産量の3%に相当する。
カザフスタンのウラン生産は、Kazatomprom社の子会社及び合弁会社が外国パートナーと共同で行われている。個々の鉱山及び合弁企業の生産量が厳密に定められ、当局より承認される。減産量は企業毎に異なるが、グループ全体で10%を超えない量となる。
Kazatomprom社は、ウラン減産をしても引き続き世界的なウラン生産者であり、世界の原子力開発をサポートしていくこととしており、今般の減産で既存顧客への供給の影響はないとしている。

ページトップへ