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- 鉱種:
- 金 ベースメタル
キルギス:キルギスとトルコの合弁、2019年にTerek-Say鉱床群で金採掘開始へ
2017年1月9日付の地元報道等によると、Eti Bakir Tereksay社(Kyrgyzaltyn社が25%、トルコEti Bakir AS社が75%の株式保有)は、2019年に、キルギスのTerek-Say鉱床群で金採掘を開始する。
新たな選鉱プラント建設予定地では、国家当局による審査を通過し、準備作業が行われている。将来的には、このプラントにおいて、Terek-Say鉱床群だけでなく、キルギス南部の全ての鉱山の浮選精鉱の処理が可能となる。現在、キルギスは国内で生産した金(精鉱・鉱石)の処理を外国に出している。
また、Eti Bakir Tereksay社は、Terek-Say鉱山において、新規生産施設の建設と並行し、既存選鉱プラント(鉱石年産能力6万5,000t)の改修も進めており、2017年第1四半期に運転が開始される予定である。
なお、Terek-Say鉱床群では、Eti Bakir Tereksay社が2015年11月にTerek金アンチモン鉱床、Terekkan金鉱床、Perevalnoe金鉱床の開発権を落札しており、開発に1億US$以上を投じる予定である。
<Terek金アンチモン鉱床>
チャトカル山脈南斜面にあり、金平均品位5.4g/t、アンチモン埋蔵量はカテゴリBが1.311t、C1が18.345t、C2が148㎏、P1資源量が13.337t、金埋蔵量はC1が1.639t、C2が38㎏、オフバランスが382㎏、銀埋蔵量はC1が4.5t、C2が20㎏、オフバランスが120㎏、P1資源量が12.647t。
<Terekkan金鉱床>
ジャララバード州チャトカル地区にあり、金品位4.1g/t、金埋蔵量はC1が2.227t、C2が2.331t、オフバランスが504㎏、銀埋蔵量はC1が843㎏、C2が1.7t、オフバランスが100㎏。
<Perevalnoe金鉱床>
Terekkan鉱産エリアに位置し、埋蔵量はC1が5.471t、C2が626㎏、オフバランスが1.405t。