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チリ:各鉱山のコスト削減努力により、2016年の操業コストが減少
COCHILCOによると、チリにおける19の主要銅鉱山のキャッシュコスト(C1コスト)平均値は、2015年に1.511US$/lbだったところ、2016年第3四半期末に1.261US$/lbまで減少したことが分かった。
COCHILCOはこのキャッシュコストの変化について、各鉱山のコスト削減努力により19.3¢が、為替レートの変化や安価な石油価格による燃料コストの低下などの好影響により12.9¢が削減され、一方で、銅価格の低迷等の影響で7.5¢の増になったと分析している。
また、具体的なコスト削減措置としては、大量解雇、雇用契約再交渉および資材・エネルギーの効率利用が挙げられており、鉱山単位では17の鉱山でキャッシュコストが削減されていた。
なお、チリにおける2016年第1~3四半期の銅生産量は4.12百万t、その中で19の鉱山による銅生産量合計は3.64百万tであった。
