ニュース・フラッシュ
2017年1月27日
リマ
迫田昌敏
ペルー:政府、Las Bambas鉱山・Constancia鉱山操業地域の非常事態宣言を解除
2017年1月21日付け地元紙によると、政府は、Cusco州Chumbivilcas郡に対する非常事態宣言を解除する旨発表した。
1月20日に同郡で実施された地元自治体との協議会にはTamayoエネルギー鉱山大臣のほか、運輸通信省、保健省、教育省の代表者、Constancia鉱山を操業するHudbay社(本社トロント)やLas Bambas鉱山を操業するMMG社(本社メルボルン)の代表者らが出席し、争議の激化によって中止されていた対話協議会の再開や実施期日が取り決められた。
Hudbay社は、2016年11月にConstancia鉱山において、住民占拠による4日間の操業停止が起こった後の12月29日、同郡Velille区に対して3.5百万ソーレス(約1百万US$)の地域開発投資を行うことを約束した。同郡の住民らは、なお、Hudbay社やMMG社が利用する精鉱輸送道路のアスファルト化工事のほか、医療・教育への投資等を求めている。
