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ペルー:Las Bambas鉱山、2016年第4四半期操業報告
2017年1月23日、Las Bambas鉱山(Apurimac州)を操業するMMG社(本社メルボルン)が2016年第4四半期操業報告を発表した。
同社プレスリリースによると、同鉱山の同期における生産銅金属量は105,491tで、2015年12月に始まる試運転と2016年7月の商業生産開始以降の2016年通年の生産銅金属量は330,227tだった。同社による同鉱山の当初生産目標25~30万tを大きく上回った。同社は、同鉱山における2017年通年の生産精鉱中銅金属量の目標を42~46万tに置いていると述べた。また、同鉱山の2016年下半期のC1コストは、目標1.00~1.10US$/lbに対し、1.02US$/lbだった。
今後、同鉱山では2017年上半期を通じ、商業生産開始時に設計生産能力423千tだった選鉱プラントに対し、継続的に最適化作業を進め、コスト削減を図りつつ定常操業に近づけたいとしている。同社は同鉱山の2017年のC1コストの目標を0.85~0.95US$/lbに置いている。また、同鉱山の周辺探鉱について、Chalcobamba鉱体の東西ではIP調査が実施され、アノマリーも得られているという。
なお、2016年10月に起こった地元コミュニティの道路封鎖による約10日間の精鉱輸送停止により、同社は、11月23日に、同鉱山の年末銅精鉱在庫が約15万t(銅金属量で45,000~60,000t)に達する見込みであると発表したが、実際の年末精鉱在庫は7万tであり、2017年中に徐々に減少する見込みを持っていると同社では述べている。
