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豪:Rio Tinto、2016年の鉄鉱石出荷量は前年比3%増の3億2,760万t
2017年1月17日、豪州鉄鉱石生産第1位のRio Tintoは、2016年10~12月四半期報告書を公表した。同社の同四半期における鉄鉱石の出荷量は8,770万tであり、前四半期と比べ8%増加した。拡張工事を行った鉄鉱石鉱山からの生産量が増加し、生産性が改善され、天候も安定したためと同社は説明している。
2016年の鉄鉱石出荷量は3億2,760万tとなり、2015年より3%増加して2016年の目標とした3億2,500万~3,000万tを達成した。同社は2016年当初の目標を3億3,000万~4,000万tとしていたが、港湾と鉄道のメンテナンスのために出荷量が停滞したため、10月に目標を引き下げていた。2017年の年間出荷目標は、鉄鉱石価格が下落する予想から大幅な増産を行わず、前年と同水準の3億3,000万~4,000万tと設定している。
同報告書によると、同社が同四半期に生産したボーキサイトの量は1,212万tであり、前四半期と比べ2%減少したが、前年同期と比べ8%増加した。2016年のボーキサイトの生産量は4億7,700万tとなり、2015年より9%増加して2016年の目標とした4億7,000万t以上を達成した。
同社が同四半期に生産した銅の量は13万3,800万tであり、前四半期と比べ7%増加し、前年同期と比べ20%増加した。2016年の銅の生産量は2015年より4%増加したが52万3,300tにとどまり、2016年の目標とした57万5,000~62万5,000tの生産量を達成できなかった。
2016年に前年の生産量を下回った鉱種は、セミソフト炭・一般炭、二酸化チタンスラグのみである。
