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豪:Todd Corporation社、Balla Balla鉄鉱石輸出施設の開発許可をWA州政府から取得
2017年1月23日、地元各紙はニュージーランドの大企業Todd Corporation社(Todd社)が権益100%を保有しているWA州Balla Balla鉄鉱石輸出施設の開発許可を州政府開発・交通・イノベーション省から取得したことを報じた。
Todd社はWA州北西部のPort HedlandとKarrathaの中間に位置するBalla Ballaに新たに鉄鉱石を輸出するための港湾施設を建設し、さらに子会社のFlinders社がピルバラ地域で所有するPilbara Iron Ore Project(PIOP)を結ぶ全長162㎞の鉄道敷設を計画している。PIOPプロジェクトからは年間600~1,000万tの鉄鉱石が生産される計画である。新規鉄道はBHP Billiton、Rio Tinto、Fortescue Metals Groupが所有する専用鉄道と異なり、新参の中小鉄鉱石企業に対しても利用の門戸が開かれる予定である。Todd社は本プロジェクトの開発に関する最終判断を2018年に行うことにしている。
地元各紙は本プロジェクトに関して、Todd社の資金調達が進んでいない状況であり、鉄鉱石価格も現在の水準以上でなければ利益が得られない可能性があると報じている。
