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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2017年2月3日 リマ 迫田昌敏

ペルー:Volcan社2017年生産及び操業改善活動見通し

2017年1月25日付け地元紙によると、Volcan社(本社リマ)は、2017年に、生産量の確保や操業プロセスの改善を目的とした以下の様な活動や投資を計画している。nCerro de Pascoユニット(Pasco州)では、ストックパイルにおける低品位鉱石と高品位鉱石を選別し、高品位の鉱石を選鉱する技術プロジェクトへの投資を実施中であり、2017年第2四半期に運転を開始する見通しとなっている。nYauliユニット(Junín州)では、Andaychaugua鉱山で2016年に新たな立坑が設置され、操業コストや生産性が改善されたほか、Carahuacra鉱山では粗鉱処理量を3,000tpdに増やすための探鉱開発活動やポンプ・換気等のインフラに関連する作業が実施された。また、San Cristobal鉱山とCarahuarca鉱山を結ぶトンネルの建設も開始される計画となっている。Huaytayan多金属プロジェクトでは許認可手続きも進行しており、エネルギー鉱山省によるDIAの承認が行われ次第、ボーリング調査が実施される計画となっている。さらに、同ユニットでは、Andaychagua鉱脈南東部や、Los Mantos、Moises等の探鉱が計画されている。n2017年に同社は、既存の操業ユニットからグリーンフィールドのプロジェクトに至るまで、合計で200,000m以上のボーリング調査を実施する計画となっているが、このうちPalma多金属プロジェクト、Schuco多金属プロジェクト、Carhuacayan銅プロジェクト、Chumpe銅プロジェクト等のグリーンフィールド案件には20百万US$以上が投資される予定である一方、既存鉱山の探鉱には15百万US$以上が投資される計画となっている。
なお、同社Cerro de Pascoユニットの粗鉱処理能力に余裕があることから、Milpo社(本社リマ)のShalipaycoプロジェクト(Junín州)が操業開始後、鉱石を同ユニットにおいて選鉱することで合意している。

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