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ペルー:Pampa de Pongo鉄鉱石プロジェクト、2017年第4四半期に鉱山建設開始の見通し
2017年2月1日付け地元紙によると、Zhongrong Xinda集団有限公司(本社中国青島)グループの現地子会社Jinzhao Mining Peru社は、Pampa de Pongo鉄鉱石プロジェクト(Arequipa州)について、必要な許認可が得られた場合、2017年第4四半期に鉱山建設を開始する見通しを示した。
同社のLecaros副代表取締役は、現在同社は中国Jin Jen社との調整のもと建設計画の詳細設計中であるほか、2017年1月から埋蔵量の確認を目的とした新たなボーリング調査が開始されたと述べた。同プロジェクトには2,000百万US$以上が投資される計画で、鉄鉱石埋蔵量は3,500百万t以上とされる。また、同プロジェクトのマインライフは36年とされているが、現在開発対象となっている埋蔵量は鉱床の一部であり、マインライフの延長や増産を目的としたEIA変更の可能性を同社は示唆している。
一方、同副代表取締役は、2017年2月中に、政府に対しSan Juan de Marcona港における埠頭建設事業申請(350百万US$)を提出することを明らかにした。この事業は、Marcona鉱山(Ica州)拡張プロジェクト実施中のShougang Hierro Peru社と共同で実施される計画で、この拡張プロジェクトやPampa del pongoプロジェクトの将来的な生産開始を考慮した場合、San Juan de Marcona港では新たな埠頭の建設が必要となるとみられている。