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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2017年2月3日 リマ 迫田昌敏

ボリビア:Don Mario金鉱山、CIL再処理プロジェクト完成間近

2017年1月30日、Orvana Minerals社(本社トロント)は、Don Mario金鉱山(Santa Cruz県)で進められていた、1.84g/tの金品位を持つと推定されている約2.2百万tのストックパイル酸化鉱を、CIL回路で再処理するプロジェクトについて、1月22日、最初のドーレが生産され、その分析結果を、回路の再調整にフィードバックしていることを明らかにした。最初のドーレ販売は2月に予定されており、同社では販売先を探しているという。
同社によれば、現行プロセスによる金回収率は約55%であるのに対し、CILプロセスによる金回収率は80%に達するものと予想されている。2016会計年度(2015年10月~2016年9月)中に、同鉱山での採掘活動は、上位鉱化帯(UMZ)から、より高品位の金を含む下位鉱化帯(LMZ)に移行した。CILプロセスは、このLMZの経済的価値を高めることになる。NI 43-101に基づくLMZの推定鉱石埋蔵量は、793千t、Au 2.62g/t(金量約2.1t)、Ag 5.94g/t(銀金属量約4.7t)、Cu 0.60%(銅金属量約4.8千t)。

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