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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛 ベースメタル
2017年2月10日 リマ 迫田昌敏

ペルー:2017年の国内年間亜鉛生産量は前年比約20%増の160万tと予測

2017年2月6日付け地元紙によると、ペルーにおける大手銀行Scotiabank(本社カナダ)は、ペルーの2017年の年間亜鉛生産量は前年比20%増の160万tと予測した。増加の主因はAntamina鉱山(Ancash州)の増産で、2016年10月、Minera Antamina社のAbraham Chahuan CEOは、2017年における同鉱山の亜鉛生産量は34~36万tで、2016年見込みの17~18万tのおよそ2倍に増加するとの見通しを示した。
また、Buenaventura社(本社リマ)子会社のEl Brocalユニットの2017年亜鉛生産目標が70~80千t(前年実績51,465t)への増産。さらにBuenaventura社のTambomayo金銀鉱山が2017年1月に操業を開始し、金銀生産に併せて年間5.0~7.0千tの亜鉛が生産される見込み。同行では、亜鉛の2017年の平均国際価格が前年比21%アップの1.15US$/lbと予想しており、これにより他の亜鉛生産者の増産にも拍車がかかると予測している。n2016年通年の亜鉛生産量の確定数値の発表は未だにないが、2016年1~11月間の亜鉛生産量は1,216,872t(前年同期は1,304,440t)だった。

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