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ニュース・フラッシュ

2017年2月10日 リマ 迫田昌敏

ペルー:Bayovarリン鉱石プロジェクトでカリウム抽出パイロット調査を準備

2017年2月6日、GrowMax Resources社(本社カナダカルガリー)が、保有するBayovarリン鉱石プロジェクト(Piura州)において、年産5,000tのカリウムを生産するパイロットプラント建設に、初期投資額19.8百万US$、操業コスト年2.1百万US$が必要となるだろうとの調査結果を明らかにした。
パイロット施設は約50haの蒸発池から、カイナイト(kainite、KCl・MgSO4・3H2O、K2O約19%)とカーナイト(carnallite、KCl・MgCl2・6H2O、K2O約17%)を処理して年間5,000tの可溶性カリウム硫酸塩と年間185,000tの塩化ナトリウム(塩)を生産する計画。
同社は、ペルーにおいて、灌漑された土地の果樹や野菜生産プロジェクト向けに、肥料としての可溶性カリウム硫酸塩の強い現地需要を示す予備的な市場調査結果を得たと述べた。同社は、2017年下半期に蒸発池の建設を開始し、2018年に処理プラント建設を目指している。

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