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- 鉛 銀 ベースメタル
ボリビア:Karachipampa鉛・銀製錬所、再開
2017年2月9日付け地元紙によると、Karachipampa鉛・銀製錬所(Potosí県)を経営するCOMIBOL 子会社Empresa Metalurgica Karachipampa社の労働組合のDario Martínez事務局長は、2015年11月27日の爆発事故後、修復作業を続けてきたKivcet炉について、数週間、通常運転を継続していることを明らかにした。
同製錬所は、COMIBOLによって、1985~1988年にかけ、投資額180百万US$、ロシアのKivcet社の技術とドイツのKlöckner社の設計をもとに、年間51,000tの生産能力を持つ製錬所として建設されたが、鉛精鉱の供給不足から稼働できなかった。2005年、カナダのAtlas Precius Metals社が経営を引き継ぐも撤退。2010年、鉱業冶金省とCOMIBOLを通じた国の管理に移行。Kivcet炉は、2013年1月2日に運転が開始されたものの、数日後、半径流入式膨張タービン(ターボエキスパンダ)の故障により操業停止。2014年9月に操業を再開したものの、同年10月3日、サイフォンからの鉛漏れにより炉内で爆発があり、さらに2015年11月27日、炉内での水漏れにより爆発事故を起こし、以後修復作業が続けられていた。2016年7月には、同年10月に再開見込みと発表されていた。
