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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2017年2月12日 メキシコ 森元英樹

ニカラグア:加B2Gold社、2017年ニカラグアでの金生産量160,000~180,000ozを見込む

2017年2月6日付け業界紙によると、加B2Gold社(本社:バンクーバー)は、同社がニカラグアに保有する鉱山の2017年金生産量は160,000~180,000oz(4.97~5.60t)を見込んでいることを明らかにした。なお、2016年の生産量は177,914oz(5.53t)であった。
同社ニカラグアでの主要鉱山であるLa Libertad鉱山の2017年の金生産量は110,000~120,000oz(3.42~3.73t)を見込んでおり、同鉱山の2016年金生産量は132,431oz(4.12t)であったことから、2017年は生産量が減少する見通しである。減少理由は、高品位鉱床であるJabalí Antenna鉱床の開発作業が遅れており、同鉱床の生産開始が2016年第3四半期から2017年第3四半期にずれ込むこと、また、同鉱山周辺住民の移転作業が遅れていることにあると同社関係者は説明している。2017年の同鉱山の操業コスト(Costos Directos)は625~655US$/oz、全維持コスト(AISC)は785~815US$/ozと見込んでいる。
その他、El Limón鉱山の2017年金生産量は、50,000~60,000oz(1.55~1.87t)を見込んでおり、同鉱山の2016年の金生産量は45,483oz(1.41t)であったことから、同鉱山の2017年の生産量は増加することとなる。2016年は水利用の問題等から生産量が減少していたが、2017年は各問題が解決し生産量が増加する見込みである。2017年の同鉱山の操業コストは655~695US$/oz、全維持コストは1,065~1,095US$/ozと見込んでいる。

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